キムチの作り方教えます


さて、それではいよいよ醗酵型キムチの作り方の説明に入りましょう。

最初は醗酵型用に作られたキムチの薬味を使って作る方法をお教えします。

まず、次のものを用意して下さい。

  1. 大き目のタライか洗面器のような容器
  2. ゴム手袋(軍手ではありませんよ)
  3. まな板、包丁
  4. ざる
  5. 出来上がったキムチを入れるためのビニール袋
  6. 軽目の重石
  7. 出来上がったキムチを入れるタッパウエア
  8. はかり。無ければ不要です


白菜キムチの作り方

1.とりあえず3キロ前後のの白菜キムチを作ってみましょう
材料:白菜 2キロ前後の玉を3個、約5〜6キロ分 塩 500g
  • 白菜の悪い所(外皮)や、堅くなっている青い葉を取り省く。(青い葉は漬け込むと美味しいので、あまり取りすぎない様に)
  • 白菜を四分の一にカットします。
  • タライに並べ塩をまぶして下さい。(軟らかい葉の方には余りまぶさず、肉の厚い部分を重点的にまぶして下さい)
  • 2時間ほどして水が出てきたらひっくり返し、不足ならまた塩を少量振りかけて下さい。その時多少の水をかけると効果的です。 そして更に2時間ほど置いて下さい。)
  • 白菜がしんなりしたら出来上がり。
  • 次に水で良く洗いましょう。 流し台に水を張り、ざぶざぶと白菜の芯の奥まで洗って下さい。 何度も水を入れ替えて洗います。
2.さて、ここでキムチ作りの重要なポイントに差し掛かりました。
洗った白菜をまず食べてみましょう。 どうですか? 美味しいですか?

多分薄い葉っぱの方は塩辛く、肉の厚い部分は全然しょっぱくないでしょう。

葉っぱの部分と肉厚の部分を一緒に食べてみて、塩がぜんぜん薄いな、と思う状態がベストです。

もし塩味が「薄い」と感じない場合は更に洗いながら塩を抜いて下さい。 但し、あまり長時間洗う事は白菜本来の旨みやエッセンスを抜いてしまいますのでお勧めできません。

3.極うす味に仕上がった白菜をざるに入れ、水を切ります。
本来は重ねない方が良いのですが、御家庭では場所的な問題もあるでしょうから、ざるに重ねて入れて、その上に重石を乗せて、水を切って下さい。 時間は、重石の重さにもよりますが、3キロの重石であれば2時間ほどで水が切れるはずです。 2時間経っても未だ水が出ているようでしたら、白菜の位置を代え、もう少し水切りを続けてください。
4.薬味を塗り付ける
玉のまま漬け込む場合(ホールとかポギキムチと言っています)、水切りの終わった白菜に薬味を塗り付ける訳ですが、薬味の量は白菜が6に対して薬味が4程度が標準です。
葉っぱの間一枚一枚に薬味をたっぷり目に挟んで下さい。

出来上がったキムチを丸め気味にし、外側の大きな葉っぱでくるみ、タッパウエアに入れ、キムチが空気に触れない様、白菜の葉っぱかビニールでカバーし、上から強く押してから蓋を閉め、冷蔵庫に入れます。

直接ビニール袋に入れてからタッパウエアに入れても構いません。

5.漬け汁を均等に
数日後に冷蔵庫から取り出し、上から強く押し付け、液がすべてのキムチに均等に回るようにします。
これを数日おきに繰り返します。
浅漬かりがお好きな方は保管温度にもよりますが、家庭用冷蔵庫で大体10日ほど寝かせればお召上がりになれますが、出来れば20日以上寝かせ、醗酵した時点でお召仕上がりになる事をお勧めいたします。
6.一番の食べごろ
醗酵型キムチはほんの少し酸味が出た時が栄養バランスも最高になり、一番の食べごろである、と言う事を覚えておいて下さい。
キムチ作りに一番大切なものは、作る人の真心と情熱です。

失敗に懲りず、食べる人の身になって丹精込めて作って下さい。 真心と情熱さえあれば美味しいキムチはきっと貴方のものです。 美味しいキムチが出来る様になりましたら、次はいろいろトッピングを考え、御自分だけの味作りに挑戦しましょう。 東亜産業ではそれらすべての御相談に応じております。 ご相談コーナー

さて、次に大切な事は薬味にあります。 素晴らしいキムチを作るためには、本格的に作られた優れた醗酵型の薬味が必要です。 薬味の詳細をお知りになりたい方は ここ をクリックして下さい。




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