キムチの管理(保存)法と食べごろ



一般ご家庭での管理方法をご説明いたします。
キムチは生き物です。

温度と時間で成長し、美味しくなっていきます。
これは温度と時間が大きく関係してきます。 保存は必ず冷蔵庫にお入れください。
 ご家庭の冷蔵庫の設定温度は大体プラス7度前後と思われます。 しかし家庭用冷蔵庫は容量が小さい上、開閉が激しく、設定が7度であっても実質庫内平均温度は10度を上回る場合が多いようです。 この温度帯ですとキムチの成長は著しく早く、酸味も強くなってきます。

そこで、冷蔵庫に入れる再、多分一番上部にある冷凍室の真下、すなわち冷蔵室の最上段の、しかも一番奥に入れてください。

この場所が冷蔵室内で一番温度の低い場所です。

しかし、早く食べたい場合は10度管理でも大丈夫です。
要するに長く持たせるか、早く食べるかの違いです。
参考までに、一番適切な管理温度は、プラス3度〜5度と思われます。


最も長く品質を維持したい場合は、0度からマイナス2度の間で管理してください。
0度以下になると酵母の活動がほぼ停止します。

この事はキムチの成長を止めている事ですから2ヶ月でも3ヶ月でも品質を維持します。

食べごろと言うのは個人差が有り、浅漬かりがお好きならばご購入後すぐにお召上がりになれますが、キムチ本来の美味しさ、健康指向、美容効果などをお求めの場合は十分醗酵してからお召し上がりください。

その時期とはほんの少し酸っぱくなり始めた時からがキムチの美味しさ良さとも最高になっていく時なのです。

日本人の中には、キムチ本来の良さ、食べ方又管理の仕方を正しく理解していない方が居るようです。

これは日本におけるキムチの歴史が浅い結果によるものと思います。

 酸味が出たから腐っている、と言ってクレームを出したり破棄したりする方も少なくないようです。

これらはキムチに対する知識不足で、キムチ本来の効果を発揮する最も優れた時期を腐ったと解釈し、破棄するようなもったいない知識だけは持たないで頂きたいと思います。

又、キムチは生き物ですので、必ず冷蔵庫で保管してください。

キムチは温度を加えると急激醗酵し、相当な膨張や強い匂いを発します。 この様な状態はキムチの品質問題ではなくご家庭での誤った管理方法にその殆どの原因が有ります。

正しい知識で正しい管理方法により、是非健康、美容に優れた美味しいキムチをお召し上がりください。






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